Jekyllのテーマを自作する方法基本編の連載、第1回では、最も基本となる初期データを作成します。
Jekyllのテーマを自作する 基本編
Jekyllのテーマを自作する 基本編 – はじめに
Jekyllのテーマを自作する 基本編 – 第1回 – 初期データを作成する
Jekyllのテーマを自作する 基本編 – 第2回 – 設定ファイルを作成する
Jekyllのテーマを自作する 基本編 – 第3回 – 基本レイアウトを作成する
Jekyllのテーマを自作する 基本編 – 第4回 – Sass(CSS)でスタイルを作成する
Jekyllのテーマを自作する 基本編 – 第5回 – titleタグとmeta descriptionを作成する
Jekyllのテーマを自作する 基本編 – 第6回 – トップページに記事一覧を作成する
Jekyllのテーマを自作する 基本編 – 第7回 – ページネーションを作成する
Jekyllのテーマを自作する 基本編 – 第8回 – 記事のフィード(feed.xml)を作成する
Jekyllのテーマを自作する 基本編 – 第9回(終) – まとめ
こんなサイトを作ります
今回は、ごくシンプルな、以下のようなサイトを作成します。
- トップページにブログの一覧を表示する
- ブログ一覧はページネーションあり
- 固定ページ、投稿ページの機能がある
- 投稿ページに前後の記事へのリンクを表示する
- フッターにGithub, Twitterへのリンクアイコンを作成する
- 投稿のフィード(feed.xml)を出力する
完成イメージ
トップページ
固定ページ
投稿ページ
ワークスペースを用意する
適当なワークスペースを用意し、移動します。ここでは、 ホームディレクトリ直下にworkspaceというフォルダを作り、そこをワークスペースとします。
cd ~
$ mkdir workspace
$cd workspace
Jekyllのテーマの初期データを作成する
まず、下のコマンドで、my-jekyll以下にJekyllテーマの初期ファイルが生成されます。「my-jekyll」の名前は任意です。
$ jekyll new-theme my-jekyll
テーマフォルダに移動します。
$ cd my-jekyll
現在、「my-jekyllフォルダ内はこのようなファイル構成になっています。
my-jekyll
├── .git
├── .gitignore
├── Gemfile
├── LICENSE.txt
├── README.md
├── _includes
├── _layouts
│ ├── default.html
│ ├── page.html
│ └── post.html
├── _sass
├── assets
└── my-jekyll.gemspec
本記事では、Gemfileについては言及しません。また、ライセンスやREADMEもテーマを配布しない場合は不要なので、今回は分かりやすく以下4つのファイルを削除します。
$ rm Gemfile
$ rm my-jekyll.gemspec
$ rm LICENSE.txt
$ rm README.md
次に、テーマ作成の準備をします。以下のファイルやフォルダを作成します。
$ touch _config.yml index.html
$ mkdir _posts assets/css assets/js assets/images
さて、ここまでで基本ファイル一式が揃いました。このようなファイル構成になっています。
my-jekyll
├── .git
├── .gitignore
├── _config.yml
├── _includes
├── _layouts
│ ├── default.html
│ ├── page.html
│ └── post.html
├── _posts
├── _sass
├── assets
│ ├── css
│ ├── images
│ └── js
└── index.html
これでテーマ作成用の最低限のファイルは出揃いました。次回は設定ファイルに設定を記述します。